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コラム ▼
「地方子育てのススメ」
日本の人口動態と世帯数の推移
空き家というものは、昔から存在しています。総務省の住民基本台帳や世帯数推移をみると、近年の傾向として、少子高齢化、核家族化、生涯未婚率の増加、晩婚化、夫婦のみ世帯、単身世帯の増加などといった背景の下で人口減少と世帯人員減少が同時進行しています。これが何を意味するかというと、人口の減少ほど世帯減少は加速していない、必要な住宅戸数は人口減少よりは緩やかであるということです。むしろ、外国人の流入もあって近年の世帯数推移は過去10年間増加しています。世帯人員の減少と世帯数の増加の事実から読み解けるのは、コンパクトで市場流通しやすい住居の需要が高まるということでもあります。
では、コンパクトで流通しやすい住居とは何かというと、第一に思いつくのはマンションです。戸建てのコンパクトハウスという方向性もあるかと思われますが、実際にはそう多くあるものではありません。今後、余裕のある世帯ではコンパクトハウスを新築して老夫婦が別居するという方向性は出てくるかも知れません。二世帯住宅よりも適度な距離間と空間と時間の自由が確保されて良さそうですね。まだ数は少ないですが、新規の宅地開発でコンパクトハウスの建売住宅も徐々に出始めています。
戸建て住宅の需要
現代においても戸建て住宅の需要は確かに存在します。戸建て住宅の良さは、集合住宅よりも自由が確保されることです。室内を防音にすることも、ペットを飼うこと(地域によっては制限されます)も、庭や駐車場・カーポート、家庭菜園やウッドデッキなどを追加することも可能です。そんな環境を望んでいる人たちとはどんな人たちでしょうか。アウトドアが好きな方、自由や自然を満喫したい方、ゆったりと時間を楽しみたい方などでしょうか。それらの方々は比較的裕福で選択肢が多いと思われますので、あえて中古住宅を希望しないのではないでしょうか。
戸建ての中古住宅はむしろ若い夫婦や子育て世代などに適していると思います。しかし、若い夫婦や子育て世代には経済的な余裕を持つことが難しい社会情勢でもあります。この需要と供給のギャップを埋めることができれば、空き家の再生資源化=空き家の減少にも繋がりそうです。総務省の住宅・土地統計調査や空き家活用・地方移住の事例集からもその傾向や成功事例を知ることができます。また、フラット35を利用する場合には、若者夫婦・子育て世代であることで一定期間金利の引き下げを受けられる特典も用意され、令和8年度からさらに拡充される予定です。
若い世代への希望
さて、地方で空き家になっている敷地の広い中古住宅を現状有姿で購入し、必要な補修をし、自分たちの好みのリフォームを施し、それらをまとめて住宅ローンを組んで移り住むというのはどうでしょうか。
例えば、中古住宅を500万円で購入し、補修・リフォームで500万円を費やし、水周り、電気機器、ガス機器などを300万円で新調したとします。その他経費報酬や各種税金などを含み合計1500万円で住宅を購入するとします。
内訳:「中古住宅売買代金」500万円+「補修・リフォーム代金」500万円+「新規導入機器代金」300万円+「諸経費・税金など(約1割)」130万円+「予備費」70万円=合計1500万円
Ex)頭金なし・ボーナス払いなし・元利均等払い・年率1.5%・35年ローン
月々の支払いは約46000円です。
Ex)頭金300万円・借入総額1200万円・20年ローン ※その他条件は上記と同一
月々の支払いは約58000円です。
Ex)ボーナス併用10万円2回払い・頭金なし・35年ローン ※その他条件は上記と同一
月々の支払いは約30000円です
Ex)上記条件で20年ローン ※その他条件は上記と同一
月々の支払いは約56000円です。
※いずれも簡易なローンシミュレーションです、実際に購入する際はより正確に詳細に計画を立ててください。
どうでしょう、このくらいの負担であればその先の計画も色々と検討できそうではありませんか?
中古住宅価値の再考
大手不動産ポータルサイトで地方の1300万円前後のリフォーム・リノベ済み中古物件を見ていただければ、どの程度の仕上がりになるか想像することは難しくないと思います。現状有姿引渡の場合は、購入者が自らの判断でリフォーム計画を立て、導入する機器類も選ぶことができます。手間と時間はかかりますが、同じ物件取得費でもより満足度の高い住環境を手に入れられるのではないでしょうか。
そして、現状有姿引渡の場合は、状態によっては必要箇所のみに資金を充てて物件総取得費を低く抑えることも可能です。その点にも自由度があり、同時に拡張性があるのが利点とも言えるでしょう。一定期間の住まいと割り切って余力を残した軽めの住宅ローンで次の住まいの購入資金を貯蓄したり、資産形成したりするなどの選択肢も生まれてきます。
また、収入状況に余裕があるのであれば、月々の返済額を多くし、支払期間を短くすることで早期に住宅ローンを完済し、次の住まいを検討する経済余力も生まれてくるのではないでしょうか。早期完済した場合は、リフォームした家をまた誰かに購入してもらうという選択肢も現実的になります。それこそが再資源化できる資産というものではないでしょうか。
逆に、あえて長期ローンを組み、月々の支払額を抑え、余剰資金で資産形成を試みる方向性もあります。若い世代だからこそ、もしもに備えた保険特約付き住宅ローンを上手に活用し長期的な資産形成、運用計画を立てられるというものです。
地方子育てのメリット
★地価が安い
固定資産税などのランニングコストも低減します。相続時にも負担が小さくなります。広い敷地が得られやすい。拡張性が高い。
★自然が豊富
四季の変化を如実に感じます。自然を満喫する遊びを体験できます。環境汚染が少なく、生物の多様性に触れられます。
★近所との物理的距離がある
騒音や空調排熱の影響が都会よりも少ない。ペットや子供が迷子になりにくい。隣家に迷惑になりにくい。
★近所との心理的距離が近い
物理的に迷惑になりにくいことから近所との関係を保ちやすい。困った時にもお互いさまの関係を築きやすい。逆に築かなくてもあまり気にされない。
★子供が少ない
教員一人当たりの生徒数が少ない分だけ目が届きやすい。学年全員と知り合い、他学年と付き合うなどで社交性が着く。過度な競争がなく、自尊感情を損ないにくい。
※あくまでも筆者の個人的な見解です。上記メリットを保証するものではありません。
本記事のまとめ
過去10年間を見ると、人口は減少しているものの、世帯数は増加を続けています。国土交通省の中古住宅・リフォーム市場についての調査報告を見ても、住宅需要は一様に減るのではなく「偏在化」し、都市部のマンション需要が伸びる一方で地方戸建ては空き家率が上昇していることがわかります。こうした状況の中で、中古住宅やリフォーム市場の活性化は将来のためにも求められてきた必要な流れであり、ようやくその糸口が見えかけているところです。地方の広い戸建てを子育て世代が再生資源として活用することは、空き家問題の解決と新しい暮らし方の創出につながることを期待しています。
移住先として、豊かな自然環境と首都圏までつばさでひとっ飛びというアクセスを兼ね備えた米沢市をご検討いただいてはどうでしょうか。
出典一覧
人口・世帯数の推移
出典元:総務省
出典元:GD Freak
住宅統計・戸建て住宅の需要
出典元:国土交通省
空き家活用した地方移住
出典元:国土交通省
若者夫婦・子育て世代・地域活性化【フラット35】
- 「子育て支援型・地域活性化型」
- 「制度改正予定のお知らせ」 (令和7年度補正予算)
出典元:住宅金融支援機構











